2012年12月25日 星期二

Norovirus 「諾羅(Norovirus)」腸道病毒感染


單週萬人腹瀉 諾羅病毒肆虐 【16:35】

〔中央社〕入冬迄今,腹瀉急診病患持續增加,以幼兒和小學生最常群聚感染,衛生署分析,主要是諾羅病毒肆虐,將再持續數週到明年。

疾管局疫情中心主任莊人祥和防疫醫師羅一鈞今天指出,最近4週,急診腹瀉占急診患者比例,從8.33%上升到8.60%,是往年的2到3倍;光是上週就有1萬108人腹瀉掛急診,創5年來單週人數最高。門診患者腹瀉比率也從3.95%上升到4.11%,高於去年同期。

疾管局分析,腹瀉群聚事件以諾羅病毒感染最為常見,從9月開學以來的57件諾羅病毒群聚感染事件,其中24件發生在學校及幼兒園、16件在安養院等人口稠密機構、15件在醫院發生。

諾羅病毒常有1人感染,傳染全家搶廁所的情形,疾管局的國際疫情資料也顯示,諾羅病毒曾數度造成郵輪旅客集體腹瀉,也在醫院、養護機構、連鎖餐廳造成群聚感染。

台北榮民總醫院感染科主治醫師王復德解釋,諾羅病毒的傳染力很強,在室溫能存活幾個小時,數10顆病毒就能致人生病,病患症狀消失後的2天到2週,仍會排出病毒,使接觸者感染。

羅一鈞指出,摸到、吃進病患的排泄物、被污染的食物、近距離吸入患者的嘔吐飛沫,或摸到患者接觸過的扶手、門把、處理的食物,就會感染,潛伏期24到48小時發病。

「乾洗手對諾羅病毒的消毒效果不好」,王復德強調,健康者接觸患者後,最好用肥皂洗手,洗後擦乾,患者的嘔吐物要用稀釋漂白水清潔,症狀消失後,最好再休養2天再上班上學,以免傳染。 
 
 
〔編譯林翠儀/綜合報導〕日本宮崎縣日南市一家醫院爆發「諾羅(Norovirus)」腸道病毒的 集體感染,包括住院病患及員工,共有44人感染,14日以來,已陸續有6人死亡、5人病情嚴重。日本國立感染症研究所也擔心,今年日本感染諾羅病毒的病患 增加,直逼2006年爆發的大流行。
諾羅病毒是一種引起非細菌性急性腸胃炎的病毒,通常在冬季較為常見,經由感染者的口水、糞便等傳染,而 且傳染力極高。一般症狀為嘔吐、腹瀉、腹痛、低燒等,容易發生脫水、休克等癥狀,如果是健康的成人,幾天就能恢復健康,但若為孩童或年長者,則易引起脫水 症狀,導致病情惡化。
日媒報導,日本往年都是從12月起感染諾羅病毒案例開始增加,本月11日山梨縣也爆發食物集體中毒事件,感染源均來自同一家便當製造商,到23日已確定有1184人感染。



食中毒:弁当で1184人がノロウイルス感染か…山梨

毎日新聞 2012年12月23日 19時30分(最終更新 12月23日 19時39分)
 山梨県は23日、山梨市の弁当製造業「まもかーる」(志村正文社長)が運営する弁当店「るんるんランチ」(同県甲斐市玉川)の仕出し弁当を食べ、嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴えた患者が1184人に上ったと発表した。県は同店の弁当が原因のノロウイルスによる集団食中毒と断定し、同店を14日から営業禁止処分としている。
 県衛生薬務課によると、11日から発症し始め、23日午後1時現在で県内372事業所に患者が広がり、患者や同店調理担当者ら32人からノロウイルスが検出された。入院患者はおらず、全員快方に向かっている。
 13日に県峡南保健所に「弁当を食べた職員に症状が出ている」と連絡があり、県が調査していた。同店は県内の役所や企業などに1日約3800食を提供。ノロウイルスの潜伏期間から、10〜12日に調理・提供された弁当が原因とみられる。【山口香織】



病院で患者6人死亡=ノロウイルス検出、集団感染か-報告に遅れ・宮崎





記者会見する医療法人春光会の宮路重和理事長(中央)ら=23日午後、宮崎市の宮崎県庁

 宮崎県は23日、同県日南市の医療法人春光会東病院(加藤久仁彦院長)で入院患者と職員計44人が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、うち78~88歳の患者6人が死亡したと発表した。他の患者5人からノロウイルスが検出されており、県は集団感染とみて調べている。
 県や東病院によると、12~22日までに入院患者30人と職員14人が感染性胃腸炎を発症。14~22日に男性患者6人が死亡した。23日現在で患者9人と職員2人が症状を訴えており、うち患者5人が重症。
 最初に死者が出たのは14日だが、東病院は17日に簡易検査でノロウイルスの陽性反応が出たと日南保健所に連絡した際も、死者が出ていることを伝えなかった。県は重症者が発生した場合は報告するよう求めていたが、死者の報告は22日だった。
 県庁で記者会見した春光会の宮路重和理事長は「患者の対応に追われ、報告がきちんとできていなかった。隠していたわけではない。誠に申し訳ない」と陳謝。東病院には脳梗塞などで寝たきりの患者が多く、日常的に嘔吐などの症状が出ていたため、ノロウイルスを疑うまで時間がかかったと説明した。(2012/12/23-19:09)


 ノロウイルス感染症

 ノロウイルス(Norovirus)は、電子顕微鏡で観察される形態学的分類でSRSV(小型球形ウイルス)、あるいはノーウォーク様ウイルス“Norwalk-like viruses”という属名で呼ばれてきたウイルスである。2002年の夏、国際ウイルス命名委員会によってノロウイルスという正式名称が決定され、世界で統一されて用いられるようになった。
 ノロウイルスはヒトに対して嘔吐、下痢などの急性胃腸炎症状を起こすが、その多くは数日の経過で自然に回復する。季節的には秋口から春先に発症者が多くなる冬型の胃腸炎、食中毒の原因ウイルスとして知られている。ヒトへの感染経路は、主に経口感染(食品、糞口)である。感染者の糞便・吐物およびこれらに直接または間接的に汚染された物品類、そして食中毒としての食品類(汚染されたカキあるいはその他の二枚貝類の生、あるいは加熱不十分な調理での喫食、感染者によって汚染された食品の喫食、その他)が感染源の代表的なものとしてあげられる。ヒトからヒトへの感染として、ノロウイルスが飛沫感染、あるいは比較的狭い空間などでの空気感染によって感染拡大したとの報告もある。この場合の空気感染とは、結核、麻疹、肺ペストのような広範な空気感染(飛沫核感染)ではないところから、埃とともに周辺に散らばるような塵埃感染という語の方が正確ではないかと考えている(http://idsc.nih.go.jp/disease/norovirus/0702keiro.html )。
 
疫 学
 わが国のノロウイルスに関する疫学的データは3つある。

(1)食中毒統計(http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/index.html)は、医師の届出によって保健所が検査し、厚生労働省にウイルス性食中毒として報告され集計されている。我が国における集団食中毒がほぼ捉えられている。平成17年の食中毒発生状況によると、ノロウイルスによる食中毒は、事件数では、総事件数1,545件のうち274件(17.7%)、患者数では総患者数27,019名のうち8,727名(32.3%)となっている。病因物質別にみると、カンピロバクター・ジェジュニ/コリ(645件)に次いで発生件数が多く、患者数では第1位となっている。表1、2に平成12年から17年のノロウイルスによる集団食中毒の集計結果を示した。

(2)感染症発生動向調査(週報)の中で、冬季の感染性胃腸炎関連ウイルスとして集計されている。感染性胃腸炎は感染症法の5類感染症定点把握疾患で、全国約3,000カ所の小児科定点医療機関から報告される(http://idsc.nih.go.jp/idwr/index.html)。感染性胃腸炎の報告にあたって原因病原体の特定は求められていないので、すべてが同一の病原体によるものとは断定できないが、同一症状を呈する疾患の動向は把握できる。

(3)病原微生物検出情報(月報)には、地方衛生研究所で検査され、ノロウイルスであることが確認されたものが集計されている(http://idsc.nih.go.jp/iasr/index-j.html)。散発例およびウイルスに起因する集団発生からのノロウイルス検出が捉えられている。

 これらのデータはいずれも、日本ではノロウイルス感染症が12月から3月をピークにして全国的に流行していることを示している。 
表1. ノロウイルスによる食中毒の年別報告
表1. ノロウイルスによる食中毒の年別報告


表2. ノロウイルスによる食中毒の年別・月別報告
表2 ノロウイルスによる食中毒の年別・月別報告
病原体
 ノロウイルスはサポウイルス〔Sapovirus;旧名称サッポロ様ウイルス(Sapporo-like viruses : SLV)〕と並ぶカリシ(ラテン語:コップを意味する)ウイルス科の属名である。
図1. ノロウイルスの電子顕微鏡像(埼玉県衛生研究所篠原先生撮影)
直径は約38ナノメータである。
ウイルス粒子を電子顕微鏡で見たときに、その表面にコップ状の窪んだ構造が観察されることがカリシウイルス命名の由来となっている。図1にノロウイルスの電子顕微鏡像を示した。直径が38ナノメータの正二十面体である。プロトタイプは1968年に米国オハイオ州ノーウォークの小学校で発生した集団胃腸炎から検出され、1972年に免疫電子顕微鏡下でその形態が明らかになったノーウォークウイルス/68(NV/68)である。以来、形態学的にNV/68と区別できないが抗原的に異なる株は、発見された地名を冠して、たとえばスノーマウンテンウイルス、メキシコウイルス、わが国でも音更(おとふけ)因子、チバウイルスなどと命名されてきた。ノロウイルスは培養細胞や実験動物への感染がいまだに成功していないウイルスで、ヒトが唯一の感受性動物であるといってよい。現在、ノロウイルスに属するウイルスはGenogroup I(GI)とGenogroup II(GII)の2つの遺伝子群に分類され、さらにそれぞれは14と17あるいはそれ以上の遺伝子型(genotype)に分類される。また、各遺伝子型に対応した血清型があると考えられ、極めて多様性を持った集団として存在する。図2に構造蛋白コード領域の上流部分約250塩基の塩基配列に基づいて作成した系統樹を示した。この領域は、後述するノロウイルス検出用RT-PCRプライマーG1SKF & G1SKR, G2SKF & G2SKRによって増幅されるPCR増幅産物の、プライマー部分を除いた領域である。GI, GIIに含まれる遺伝子型番号は欧米の研究者らと協議の上、Fields VIROLOGYの第4版に従ってナンバリングした。「病原微生物検出情報 Vol.24 No.12, p.5」に掲載済みの系統樹と番号が異なる遺伝子型があるが、今後の混乱を防ぐ意味でも、今後は本報のナンバリングに従っていただきたい。その方が、海外の研究者との情報交換もスムーズにいくと思われる。

図2. ノロウイルスの構造蛋白全領域に基づく系統樹
RT-PCRプライマーG1SKF & G1SKR, G2SKF & G2SKRによって増幅される領域のうち、プライマーの部分を除いた253塩基をDDBJ(http://www.ddbj.nig.ac.jp/Welcome-j.html)のclustalWを用いてアライメントし、Kimura 2-parameterで遺伝学的距離を算出した。分岐点検定のためブートストラップ検定は1000回行い、950以上を統計学的に有意な分岐とした。系統樹はclustalWの値に基づき、Njplot(http://pbil.univlyon1.fr/software/njplot.html)で作成した。遺伝子型別はKatayamaら(Viology 299, p225-239, 2002)の方法に基づいて行い、遺伝子型番号についてはFields VIROLOGYの第4版に従った。*印は、VLPと免疫血清を用いたEIAで、相互に抗原性が異なることを確認済みの遺伝子型である(国立感染症研究所、名取)。
臨床症状 ノロウイルスのボランティアへの投与試験の結果から、潜伏期は1~2日であると考えられている。嘔気、嘔吐、下痢が主症状であるが、腹痛、頭痛、発熱、悪寒、筋痛、咽頭痛、倦怠感などを伴うこともある。特別な治療を必要とせずに軽快するが、乳幼児や高齢者およびその他、体力の弱っている者での嘔吐、下痢による脱水や窒息には注意をする必要がある。ウイルスは、症状が消失した後も3~7日間ほど患者の便中に排出されるため、2次感染に注意が必要である。ボランティアのバイオプシー由来の腸管組織を病理組織学的に観察した結果から、ノロウイルスはヒトの空腸の上皮細胞に感染して繊毛の委縮と扁平化、さらに剥離と脱落を引き起こして下痢を生じると考えられている。しかしながら、このような現象がどのようなメカニズムによるものなのか、その詳細はまだ不明である。

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